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【コラム】ラーメン狂の詩。

noodle column

  • 情報掲載日:2020.01.12
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
編集部・羽田野宗朗

本誌ラーメン担当。豚骨のみならず、醤油、塩、味噌など、「美味しい」と思えるラーメンをジャンル問わず追求。麺は普通orヤワ、替玉はしない派で、ラーメンライスが好物。

 ラーメンが好きだ。けれど“ラーメン狂”かと言われるとその域には達していないと思う、たぶん。食べたい時にフラッとなじみの店へ行き、いつもの一杯を啜り、それで満足。新店開拓をしたり、遠征をしたりというのはほとんどない。そんな私が数年前から気になっている一軒があった。福岡県飯塚市の『来来』。数多の絶品を知るラーメンブロガー達がこぞって足を運ぶ店らしい。透き通った豚骨スープに、チャーシューだけという潔すぎるトッピング、看板が無くラーメン屋とは思えない店構え……もう好奇心をかきたてる要素しかない! 行きたい! 

 だが、気がかりなこともある。店主は深夜のうちに仕込みを開始し、準備が出来次第オープン。朝7〜8時頃が目安で、週末はもっと早く開店することもある。限定数のため、なくなり次第終了。日によっては朝9時前には売り切れてしまうという。朝6時頃から並んだり、周辺に前泊する猛者もいるらしい。そして火・水・土・日曜の週4日営業、不定休。さらにお店に電話が無いというおまけ付き。営業しているかどうかは、実際にお店に行ってみないとわからないのだ。うーん、まさに出たとこ勝負。唯一の手がかりは、営業日のみ扉の横にかけられる木札だけ。この木札がめちゃくちゃ小さく、近寄らないとマジで見えない。ここまでマニア心をくすぐるギミックが満載の店もなかなか無いと思う。ええいままよ、賽は投げられた! 私は意を決して福岡へ車を走らせた。朝5時に熊本を出発、8時前に到着。するとすでに3人並んでいる。と同時に、今日が営業日だということを悟る。よ、よかった……。お店に駐車場がないため周辺のコインパーキングに駐車、かくして私は噂の一杯にありつくことができた。丁寧に取った豚骨清湯スープはボディがしっかりとしていて、豚の旨み・甘みが広がる。限定数しか作らないのも、店主の「美味しいものを提供したい」という純粋な想いあってこそ。「わざわざ行く価値あり」というのはこのお店のようなことを言うんだろうな。

 これ以上の詳しい解説は、インターネット上にも先達が多数上げているのでそちらを参照されたい。敢えて住所も記載しない。それは住所を調べて綿密に計画を立て、早起きして、臨時休業かもしれないというリスクを冒しながら車を走らせ、やっと出会えた時の一杯は格別だと身をもって感じたからだ。この拙文が足を運ぶきっかけになれば幸いである。これで私も“ラーメン狂”の仲間入り……か?
 最後に、『来来』と繋いでくださった麺友・朔さんに感謝。

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