普遍のデザイン、思想に共感しました

愛車を選ぶにあたって、フォルムや機能性だけでなく、その車の歴史や作り手の思いが条件に入ることだってある。33歳のときに始めてポルシェに乗った吉安さんもその1人。「衝撃を受けた車の一つ」と話すその乗り味は“車に乗る”という感覚を直に感じられる力強いものだった。後ろから蹴り飛ばされるような、同メーカー特有のリアエンジンが動き出したと同時に、吉安さんのポルシェライフも走り出した。そこから10年以上、ポルシェを愛し続け“911 carrera T”へ。“911”というモデルは50年以上生産され続けており、その現存率は70%を越える。現代ではあまり見受けられないリアエンジン、リアドライブといった仕様ですら今もなお引き継いでいる。時流に惑わされずにブレない姿勢を持つこと、吉安さんがポルシェを愛す理由はそこにあるのだ。




オーナー:吉安 孝幸さん(45)
