
日が落ちる頃ビールやワインで乾杯。網の上で焼けるおいしい匂いに誘われて、箸と酒がとまらない。少人数の静かな焚き木も大勢での賑やかなキャンプもそれぞれに楽しみがある。

温泉のあるキャンプ場
草枕温泉てんすいキャンプ場
TEL:0968-82-4500


キャンプ場に温泉があるって素晴らしい
温泉にゆっくり浸かってキャンプというのはなかなか快適で、一度体験するとやめられないという人が多い。
タンクマ1月号の『和水江戸川カヌー・キャンプ村』(和水町)にも隣接する温泉施設があるし、前回の『乙女河原』(甲佐町)も嘉島町の『水春』、美里町の『佐俣の湯』と車で10分以内に複数の温泉がある。
今回利用した『草枕てんすいキャンプ場』は、眺望抜群の露天風呂から有明海の向こうの島原半島に沈む感動的な夕陽を見ることができる。受付は温泉施設で。
広い芝生の公園ほか、コテージ、キャンプ場、バーベキュー施設があり、専用の建物が立つ炊事棟も設備充実で安心。区間がはっきり分けられた近代的なオートキャンプ場とは異なり、きれいな区間割はされてないので念のため(利用料金が安いので当然といえば当然)。テントを張っていい場所も温泉の事務所で確認しよう。
眼下に広がる横島・長洲方面の平野部をはじめ有明海、島原半島の絶景は、温泉施設のほか、キャンプ場のあるコテージ付近から眺めることができる。
※焚き木は、焚き木台使用でもNGなので注意。
(1)焚き火の必需品、焚き火台を考えてみる
「焚き火台」とは、地面で直接薪を燃やすことができない場合、自然の状態を汚さないために、台の上で焚き火をする道具。キャンプ場には「直火禁止」が多く、中には「焚き火台でも不可」のキャンプ場もある。ほとんどは「焚き火台」さえあればほぼどうにかなる。いずれにしても、キャンパーならひとつは持っていて損はない。
※今回ご紹介する「草枕温泉てんすいキャンプ場」は、焚き木台使用でもNGなので注意。



※上記3点の写真は前回までの画像を使用しています。
※今回ご紹介する「草枕温泉てんすいキャンプ場」は、焚き木台使用でもNGなので注意。
(2)『草枕温泉てんすいキャンプ場』の魅力

熊本市中心部から30~40分という近さ。物産館やレストランのある温泉施設と眺望の良さが特徴のキャンプ場だ。
駐車場からテントサイトに荷物を運ぶ手間がいらないオートキャンプが可能。テントは持ち込みで1泊1張り1000円(5人まで)。
デイキャンプは無料。芝生の広場もあり芝スキーもできるので、小さい子どものいるファミリーにもおすすめ。

今月の『メゾン・ド・キタガワ』のオーナー北川シェフのキャンプスイーツ
毎回焚き火の横でなにか作ってくれるシェフ、今回は何が登場?




(3)突然の雨でもタープがあれば怖くない!

宴を初めて小一時間。雨がポツポツと振り出したため、車に積んでいたタープを引っ張り出した。買って30年近くなるスノーピークのよれよれタープだったが、まったく問題なし。ポールが2本しかないシンプルなタイプだから素早く設営できて、雨などおかまいなしにパーティーは深夜まで続いた。暑い日は影を作り、雨天時は雨から守ってくれるタープ。いざという時に重宝する道具のひとつだ。
“ソロキャンプYou Tuber”として注目を集めるヒロシおすすめの県内キャンプ場
「思い出に残っているキャンプ場は、玉名の丸山キャンプ場です」

Q.ヒロシさんが熊本でおすすめしたいキャンプ場はありますか?
熊本にいた頃によく行っていたのは「小岱山ふるさと自然公園丸山キャンプ場」です。森の中にあって、雰囲気がいいんですよね
Q.ずばり、ポイントは?
無料で利用できて、管理棟があって、駐車場、炊事場、トイレもあるので初心者でも安心なんです。
Q.そこでの想い出はありますか?
カーステレオをパクられました。ずいぶん昔のはなしなので今はきっと大丈夫だと思いますが、どこでキャンプをする時も、車の鍵は閉めましょう(笑)