
秋色に染まる阿蘇の大観峰。
揺れるすすきを横目に見ながらミルクロードを走り抜け、熊本市内から車で約1時間持分。
黒川温泉や蕎麦街道など、言わずと知れた観光名所が満載な南小国ヘ到着。
今回は、南小国の新しい一面にも出会うこととなる。
個性的なニューフェイスや新設された温泉の内湯など、すてきな魅力が盛りだくさん。
気さくであたたかな地元の人々との出会いも、もちろん旅の醍醐味だ。
南小国に広がる自然のように、優しいおもてなしに心がほぐれた。何度でも足を運びたくなるこの町を、またすぐに訪れたい。
頂いたたくさんのお土産を両手に抱えながら、そう思った。



案内人
南小国町観光協会
梶原麻由さん
生まれも育ちも南小国の地元っ子。今年から観光協会に入り、パンフレットや『SMO南小国』という観光サイト制作に携わる、まさに南小国の編集者。小学生のパスケチームのコーチをするなど、地元の人々から親しまれている。
おじゃました人
タンクマ編集部 豊田
町に到着するまでの道のりで既に感動していた南小国初心者。大自然とおおらかな地元の人々に宿されるばかりの一日はあっという間。いたる所でご馳走になった、澄き通るようなコーヒーの味が忘れられないl

もっと新しい南小国が知りたい!
①【GOURMET】
役場前に登場した、開放感あふれる『ふれあい食堂』でお手頃すぎるグルメに舌鼓
②【RELAX】
黒川温泉『山あいの宿 山みず木』に外来用内湯が誕生。景色を眺めながらゆったりと
③【SWEETS】
ニューフェイス『kokoro』で、地元の素材にこだわったオーナーの“好きなもの”を味わう
④【SEASON】
もちろんこの季節に外せない紅葉も忘れずチェック! 名所『マゼノ渓谷』で癒されよう
①【GOURMET】グルメ
開放感いっぱいの食堂で
店主がふるまうお手頃ランチを


南小国町役場の目の前に停む、ウッドデザインが緑に馴染む建物。
今年2月に産山村からやってきた『ふれあい食堂』は、その良心的な価格が嬉しいポイント。
その理由を「水やホットコーヒーをセルフにしてるから」と話す店主の中島さん。
福岡で16年間蕎麦屋を営んでいた経験から、麺のゆがき方などにもこだわりがある”かけうどん”。
安いからとあなどることなかれ。
開放感溢れる店内で味わえば、お腹も心も満たされること間違いなし。
他にも、ずらりと並ぶ雑貨や逆さに書かれた「うどん」の暖簾など、個性的なものを見つけてみて。




Information
ふれあい食堂
- 住所
- 阿蘇郡南小国町赤馬場142-1
- 電話番号
- 090-7530-9335
- 営業時間
- 11:00~15:00
- 休み
- 日曜
- 席数
- 12席
- 駐車場
- 8台
②【RELAX】リラックス
新設した待望の内湯で景色を眺めながらゆったり至福のひととき

奥黒川の自然豊かな『山あいの宿山みず木』。
露天風呂が人気を集める女性の立ち寄り湯『森の湯』に、今年7月、待望の内湯を新設!
大きな浴槽は「一定の世代には昔懐かしさを、若い世代には目新しい雰囲気を感じてほしい」というこだわりのタイル張り。
ゆったり湯に浸かってひと息つこう。
一部にステンドグラスが使われているガラス窓から景色を眺めれば、特別な時間を感じるはず。
もちろん、その後は露天風呂で自然の圧倒的な美しさを感じたい。



Information
山あいの宿 山みず木
- 住所
- 阿蘇郡南小国町奥黒川温泉
- 電話番号
- 0967-44-0336
- 営業時間
- 8:30~21:00(最終受付20:30、井野屋での受付は~17:30)
※男性内湯は清掃のため10:00~14:00使用不可 - 休み
- 不定
- 駐車場
- 25台
③【SWEETS】スイーツ
店長の「好き」が詰まった
地元素材で作るもちもちスイーツに舌鼓

温泉でリフレッシュした後は、湯上りスイーツを。
黒川温泉街からすぐそばの『kokoro』で味わえるのは“南小国産玄米粉のワッフルアイスクリーム添え”。
メニュー名の通り、店長の柴田さんが地元素材にこだわりを見せる。
夜は居酒屋として利用でき、早くも地元の人の憩いの場に。



Information
casual dining kokoro(ココロ)
- 住所
- 阿蘇郡南小国町万願寺7000
- 電話番号
- 080-9064-5361
- 営業時間
- 11:30~16:00(オーダーストップ15:00)/18:00~23:00(オーダーストップ22:30)
- 休み
- 月曜
- 席数
- 16席
- 駐車場
- 4台
④【SEASON】季節
この時期だけ出会える美しい風景を堪能


10月20日(土)~11月中旬まで一般開放される『マゼノ渓谷』でこの時期だけ出会える美しい風景を感じよう。
約10kmにわたって紅葉する木々を眺める時間は、まばたきを忘れてしまうほど。
遊歩道では、紅葉と渓谷のせせらぎを楽しみながら秋の1日を過ごせそう。
真っ赤に染まる別世界におでかけしたい。

Information
マゼノ渓谷
- 住所
- 阿蘇郡南小国町中原
- 電話番号
- 0967-42-1444(南小国観光協会)
- 休み
- なし
- 料金
- 200円
- 駐車場
- 10台
南小国おじゃMAP


南小国町のお土産
大自然のありがた~い恵みをいただきます!


