車窓を眺めながら「途中下車してみたい、よりみちしたい」。そう思ったことがある人も多いのでは。
そんなちょっと特別な旅を叶えてくれるのが、肥薩おれんじ鉄道の『JR・おれんじぐるりんきっぷ』。
きっぷを片手に気の向くまま降車すれば、新しい出会いがあるかも。

『JR・おれんじぐるりんきっぷ』を使って、八代~水俣間をぶらり旅。初めての乗車に弾む気持ちを抑えながら、まずは『和食割烹 鰻○』で腹ごしらえ。使用する鰻はすべて九州産という、こだわりの品質と納得の味わいに思わず頬が緩んでしまう。鰻以外のメニューも豊富なのは「鰻が苦手な人がいてもいいように」という店長の想いから。暖かい笑顔に見送られ、早速『八代駅』からおれんじ鉄道に乗りこむ。車窓から眺めるのんびりとした景色に癒されながら、最初に降り立ったのは『日奈久温泉駅』。明治時代からの建物が残る温泉街を歩けば、日々の喧騒を忘れてしまう。温泉街を歩き進むと、今年4月にオープンの地元の老舗旅館に併設された『Cafe百年通り』が見えてくる。ここで味わえるのは女将の手作り本格スイーツ。旅館も営んでいる夫婦の周りには、明るくて柔らかな時が流れていた。後ろ髪を引かれながらも、次は『津奈木駅』へ。立ち寄った『津奈木熱帯果樹倶楽部』では、特産品の柑橘果樹をふんだんに使った濃厚スムージーを。まだまだ口の中を甘いもので満たしたく、 『水俣駅』で飛び降りた。お目当ては『蜂楽饅頭 水俣店』で、県民おなじみのおやつの変わらない味わいにほっこり。お土産は今回の終着駅、『新水俣駅』内にある『まつぼっくり』で買って帰ろう。みずみずしい特産品、歴史ある街並み、情緒ある風景だけでなく地元の方々の温かさに触れた今回の旅。降りた駅の数だけ出会いがある鉄道の旅に、すっかり魅了された1日だった。



Information
肥薩おれんじ鉄道
- 住所
- 八代市萩原町1-1
- 電話番号
- 0965-32-5678
- 休み
- なし
こだわりの九州産鰻を味わって
和食割烹 鰻○(うなまる)



Information
和食割烹 鰻○(うなまる)
- 住所
- 八代市萩原町1-4-13
- 電話番号
- 0965-35-7522
- 営業時間
- 11:30~14:30/17:00~22:00(オーダーストップ21:00)
- 休み
- 月曜(祝・祭日の場合は翌日)
- 席数
- 69席
- 駐車場
- 20台
期間限定! 濃厚スムージー
津奈木熱帯果樹倶楽部



Information
津奈木熱帯果樹倶楽部
- 住所
- 葦北郡津奈木町岩城1601(つなぎ百貨堂横テラス)
- 電話番号
- 0966-78-2000
- 営業時間
- 13:00~19:00
- 休み
- 月~金曜
- 席数
- 14席
- 駐車場
- 50台
女将がふるまうスイーツを
Cafe百年通り



Information
Cafe百年通り
- 住所
- 八代市日奈久上西町361
- 電話番号
- 0965-38-0026(鏡屋旅館)
- 営業時間
- 11:00~15:00
- 休み
- 火曜
- 席数
- 16席
- 駐車場
- 10台
熊本名物発祥の地へ
蜂楽饅頭 水俣店

県民おなじみのおやつとして長年愛されている“蜂楽饅頭”。昔から変わらない製法で作られていて、北海道産の小豆と大てぼう豆を用い、保存料や増粘剤を使わない安心の優しい味わいだ。たっぷり詰まった餡、もちもちの食感に「何個でも食べれちゃう!」というファンも多いはず。オリジナルの焼き台や道具も当時のまま。目の前で焼き上げる職人熟練の手さばきに思わず見入ってしまう。
Information
蜂楽饅頭 水俣店
- 住所
- 水俣市旭町2-1-1
- 電話番号
- 0966-63-2673
- 営業時間
- 9:00~17:30
- 休み
- 火・金曜
- 席数
- 20席
- 駐車場
- 3台
水俣の特産品がいっぱい!
みなまた観光物産館 まつぼっくり 新水俣駅店


店内には水俣ならではの特産品やお土産品がずらりと並ぶ。 デコポン、晩白柚などの加工品をはじめ、海の幸や地元で作られた工芸品なども。 新水俣駅に立ち寄ったら足を運んでみよう。“第16回全国紅茶サミットinみなまた”の開催など、今注目されている水俣和紅茶も取り揃えている。喫茶スペースでは販売している一部の和紅茶を味わうことができるので、舌鼓を打ちながらひと息つこう。
Information
みなまた観光物産館 まつぼっくり 新水俣駅店
- 住所
- 水俣市初野305-1 新水俣駅内
- 電話番号
- 0966-63-2083
- 営業時間
- 9:00~18:00(喫茶スペースのオーダーストップ17:30)
- 休み
- なし
- 駐車場
- 160台(新水俣駅有料駐車場)