
20年前から東京を中心に各地でカレーのライブクッキングを開催してきた「東京カリ〜番長」のリーダー伊東氏と、50冊を超えるカレー本の著者として知られる水野氏。この二人がカレー熱の高い熊本で初ライブ。1月27日(日)、会場となったホテル『レスターズ』(熊本市中央区九品寺)は大いに盛り上がった。


―熊本での初開催、いかがでしたか?
伊東:昨日まで2日間福岡でライブだったんですよ。熊本は今回初めて来ました。人が熱い街ですねえ、楽しかったです。
―カレーのライブクッキングはいつ頃からやってらっしゃるのですか?
水野:出張ライブのイベントを中心にした活動は、今年の9月でちょうど20年になります。きちんとした料理教室もあれば、アウトドアでの楽しいライブもあり、スタイルはいろいろ。
―どのくらいのペースで開催してきたのでしょうか?
水野:都内中心ですが、週1回のペース。だから、年50回ほどになります。地方は月に1回程度。その土地の食材を使ってカレーを作るのが楽しみなんですよ。今回は熊本ならではの“塩トマト”。旨味が凝縮されていておいしい。こだわりの生産農家さんから、有機栽培のものを分けていただきました。



―出張ライブで知らない場所に行って苦労したことはありませんか?
水野:ありますよ(笑)。現場に行ったら、設備や環境が聞いてた話とぜんぜん違ってたりして、どうしようかと。でも、そうしたアクシデントにはだんだん柔軟に対応できるようになります。今回もありました。ひとつの食材が無いことがわかると、それはそれで柔軟にアレンジできる。あわてることはないし、それがライブの醍醐味。あるものでやるのが基本です。
―また、熊本にも来ていただけますか?
伊東:ぜひ。熊本はおいしいものもたくさんあるので、イベント以外も楽しみにしています。
―カレーはお二人にとってズバリ何でしょうか?
伊東:カレーはおもちゃ。みんなを笑顔にしてくれるもの。
水野:カレーは会いたい人に会えて、どこにでも連れていってくれるコミュニケーションツール。カレーを作るとみんなが喜んでくれる。カレーがなかったら熊本にも来てませんから。
―ありがとうございました。



