1999年9月29日にデビューし、今年20周年を迎えたDo As Infinity。アニバーサリーイヤーとなる今年、『深い森』や『陽のあたる坂道』、『遠くまで』など、ヒット曲を多数収録したリアレンジアルバム『Lounge』をリリースした。ボーカルの伴 都美子に今作について、20年経った今感じること、そして近年メディア出演などの機会が増えている地元・熊本についても、包み隠すことなく想いを語ってくれた。
「音楽って生きてるんだなぁ」と今回改めて思いました―伴 都美子(Vo)

―ヒット曲をリアレンジしたアルバム『Lounge』を6月5日にリリースされました。収録曲はどのようにセレクトしていったのでしょうか?
今オリジナル曲が約200曲あるんですけど、その中から10曲を厳選しました。初期・中期・そして最近と、年代のバランスを重視して楽曲を選んでいきました。
―かつての楽曲をリアレンジしてみて、何か感じたことはありますか?
インストゥルメンタルだったり映画のサウンドトラックだったりクラシックだったり、普段からいろんな音楽を聴くんですけど、その中でも楽器として好きなのがピアノとベースなんです。この二つはずっと聴いてられるんですよね。だから今作ではそういった部分に重点を置きました。こんな気持ちいいサウンドに乗っかって、歌えるのは幸せだなぁって。初期の頃の曲もたくさん入ってますけど、リリース当時と今では歌詞のとらえ方や感じ方が違うんです。「音楽って生きてるんだなぁ」と今回改めて思いました。あと、デビューしたのは私が20歳の時なんですけど、20年経って今年40歳になって。最近ふと「いつまで歌えるんだろう」とか「これからどれだけ曲を残せるんだろう」とか考えたりもするんですよ。そういう若い頃とは違う心境も影響しているのか、今作はこれまでのDo Asの雰囲気とはちょっと違う感じでやってみたいっていう興味がありました。
―今年4 月からはFMKで『FMK RADIO BUSTERS』にもレギュラー出演されています。地元でのラジオパーソナリティーはいかがですか?
小さい頃から拝見していたかなぶんやさんとラジオで毎週ご一緒できるなんて、夢にも思わなかったです(笑)。私自身、車に乗っている時はラジオを聴いたり、触れる機会が元々多かったので、お話をいただいたときはうれしかったです。喋り手としてはまだまだ未熟ですが。
―熊本の他のメディアでも目にする機会が増えました。改めて地元について思うことや感じることはありますか?
上京するときは「一旗あげるまでは帰ってこん!」って鉄砲玉みたいな感じだったんですけど一度離れたからか「熊本って本当にいいところだな」ってつくづく感じます。海も山もあって、水がおいしくて、人も人情味があって、助けられてるなって。東京にはしょっちゅう仕事で行き来してますが、熊本に帰ってくる度に生き返ってる感じがします。デビューできた
のもそうですし、こうやって今地元の熊本で新しいチャレンジをさせてもらってるのも、そういう〝人との出会い〞があり
20年続けることができたので、これからも大切にしていきたいですね。

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