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がれきに埋もれた美術品を救いたい! ボランティアでレスキューに走った学芸員がいた

  • 情報掲載日:2018.10.26
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地震で崩壊した家屋に下敷きになった、150点を超える美術品を救いたい

元学芸員の井上正敏さん
元学芸員の井上正敏さん

 熊本地震の被害が大きかった御船町では、全壊した家屋の中に地元出身の画家・田中憲一氏のアトリエがあった。家屋に下敷きになり雨や泥をかぶった150点を超える絵画は、地震の前に「画業40年展」として公開され、高く評価されたもの。がれきに埋もれた作品を1点ずつ救出したのは、被災した御船町の人たち。その作品の現状を知った県立美術館の学芸員・井上正敏さんは、県内外を駆け回り、関係各所へ支援を求めた。その情熱は、熊本市出身で日本を代表する修復家であり、国内にあるゴッホやピカソの絵の修復も手掛ける岩井希久子さんを動かした。その後、井上さんは美術館を退職し、ボランティアでレスキューを進めている。一方、筑波大学は作業に必要なスペースを2年間無償で提供、そこに修復対象の48点を運び込み、内42点はこの春、御船町に里帰りした。10月中旬の御船町の「復興祈念展」で2点の大作が公開される予定だ。また、残る6点は岩井さんのアトリエに運ばれ、修復作業を継続中。2019年には御船町で、岩井さんの「田中作品公開修復展」も計画されている。(担/小﨑)

筑波大学にて修復される絵画
筑波大学にて修復される絵画
御船町の人たちが共同作業で作品を運び出す様子
御船町の人たちが共同作業で作品を運び出す様子
岩井さんが考案した方法で全作品を脱酸素密閉で保存
岩井さんが考案した方法で全作品を脱酸素密閉で保存
無償で御船町に足を運んだ岩井希久子さんと娘で修復家の貴愛さん
無償で御船町に足を運んだ岩井希久子さんと娘で修復家の貴愛さん

Information

問い合わせ先
アートネットワーク熊本みふね(ひぐらし窯・渡辺)
問い合わせ先
電話番号
096-285-2426

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