実は、熊本のあの人がいなかったら、日本のマラソン界は変わっていたかもしれない……。そんなスゴい人がいることをご存知だろうか? それが、金栗四三(しそう)さんだ。日本人初のオリンピック選手であり、箱根駅伝の生みの親。グリコマークの2代目モデルの一人とも言われていると聞けば親しみもわくだろう。まさに、マラソンの普及に一生をかけた「日本のマラソンの父」と呼ばれているスゴい人なのだ。一体どんな人物か? その人柄や功績の数々を知る事ができる『日本マラソンの父金栗四三ミュージアム』が、生まれ故郷・和水に1月11日にオープン。ぜひ、足を運びたい。(担当:ライター・今村)

金栗さんってこんなスゴい人!
日本人初のオリンピック選手!
明治45年、「第5回オリンピックストックホルム大会」に出場。途中で意識を失い地元のペトレ家で介抱してもらい、行方不明扱いに。「消えた日本人」と話題に。昭和42年に再びストックホルムを訪れゴールを果たす。記録は「54年8カ月6日5時間32分20秒3」というマラソン世界最長記録が生まれた。
箱根駅伝の創設者!
オリンピックを経験した金栗さんは、「マラソン選手の育成には駅伝競争が必要」と考え、大正9年に「四大専門学校対抗駅伝競走(のちの箱根駅伝)」を開催。
マラソンシューズの原点を考えた人!

走るためにはマラソン足袋の改良を重視した金栗さんは、靴型のマラソンシューズを開発。まるでドラマの話のような話が現実に起きていたのだ!
日本マラソンの父金栗四三ミュージアム

生誕の地で知る、金栗氏の一生
生まれ故郷・和水にオープン。その生涯、功績、スピリットなどと共に、生家のセットやマッピングシアター、3Dアート、CG映像体験などが出来る。
Information
日本マラソンの父金栗四三ミュージアム
- 住所
- 玉名郡和水町大田黒623-1(三加和温泉ふるさと交流センター隣接)
- 電話番号
- 0968-34-4300
- 営業時間
- 〈オープン期間>2019年1月11日(金)〜2020年1月13日(月・祝)まで
9:00〜17:00(最終入館時間16:30) - 休み
- なし
- 料金
- 高校生以上600円、中学生以下300円
- 駐車場
- 100台