
11月16日に九州自動車道下り線の北熊本SAの2階にあるレストランで、同所を運営する「九州産交リテール」と「NPO法人 熊本マンガミュージアムプロジェクト(略称KUMAMAN)」による『くまもとMANGAプール 1号館』のお披露目式があった。その模様をお届け!



SA内に3,000冊ものマンガ本
設置の試みは西日本で初めて
レストランには同法人が所有する約13万冊の蔵書から、無償で借り受けた約3,000冊のマンガが設置され、レストラン利用者が自由に手に取って読むことが出来る。SAを運営する「NEXCO西日本」によると、こうしたSA内で3,000冊以上ものマンガ本設置の試みは西日本で初めてのことだそうだ。
KUMAMANは2011年より“マンガのちから”で熊本を活性させる活動を続け、2017年には「合志マンガミュージアム」を開館させた。そして熊本にあるさまざまなマンガ関連施設のネットワーク化を推進する想いで「くまもとMANGAプール」を発案。候補地としては県内外の方にマンガの魅力を発信出来る場所、また海外在住の日本のマンガファンの熊本来訪に繋げたいという思いもあり、多くの人が行き交う交通拠点での展開を模索していた。



また同レストランを運営する九州産交リテールも、同所での楽しみを提供したいと100台以上のガラポンコーナーを入り口に設置。そして更なるお客様へのプラスアルファの楽しみとしての何かを模索していたといい、両者の想いが合致した形だ。KUMAMAN代表の橋本博さんは「まずここで利用者数の変化などを見ながら、マンガの持つ力を知りたい。そしてさらには他所での展開にも繋げていきたい」と話し、またマンガの選出にあたっては各世代のいわゆる“マスト本”という視点で選んだそうで、一角には熊本ゆかりのマンガコーナーも設置している。尚、設置されるマンガも約1年サイクルで変えていくそうだ。また九州産交リテールの松原靖社長は「来店者がマンガと共にくつろげる場所として認知されていきたい。また実績次第では県内の他SAの同社運営施設での展開も考えている」と話した。
レストランは植栽がほどこされた広場の横にあり、窓の外には緑が広がりゆっくりくつろげる雰囲気が高い。また“県産牛ローストビーフ丼”“太平燕”や“天草大王だご汁定食”など、熊本ならではの食材を使った料理も提供。マンガを通して熊本を盛り上げる新たな場所として期待できそうだ。
Information
くまもとMANGAプール 1号館
- 住所
- 熊本市北区改寄町1563
- 電話番号
- 096-245-2017
- 営業時間
- 11:00~20:00(レストラン)
- 休み
- なし
- 問い合わせ先
- 北熊本SA
- 問い合わせ先
電話番号 - 096-245-2017