あなたの街のカッコイイ人にこだわりを聞いてみました

自分よりも大きい相手に
立ち向かっていく姿に憧れました

数々の伝説と実績を残してきたアジアのスーパースター“ブルース・リー”。彼に魅了されたファンは世界中にいるだろう。そして、吉澤さんもその1人である。父親に連れて行かれ、生まれて初めて見た映画が『燃えよドラゴン』だったのは、ある意味運命だったのかもしれない。「その時は半裸の人がワーワー言ってるなぁという感覚しか無かったです」。スクリーンを通しての初対面は、そのくらいの印象だった吉澤さんが、なぜここまでブルース・リーを愛しているのだろうか。それは小学4年生の環境の変化がきっかけだった。
「当時、いじめられっ子だったんです。“強さ”に憧れを持っていた自分に勇気をくれたのが彼でした」。2m級の黒人に果敢に立ち向かうブルース・リーの姿は、当時の吉澤さんの心に深く響いた。自分のお店を持つようになってからは、さらにその熱はヒートアップ。貴重なグッズがあれば東京や大阪にも何度も足を運び、アメリカや香港などの縁ある土地にも20回以上訪問した。ブルース・リーの共演者、親族にも会った吉澤さんが一番心震えた瞬間は、シアトルに眠る本人の墓前に立った時。「墓参りをした時は本当に感無量でした。子どもの頃からの夢だったので」。
吉澤さんが物心ついた頃には既に他界していたスーパースター。もう既に居ない、妄想するしかない、そんな限られたコミュニケーションだからこそ、ブルース・リーへの想いはどんどん膨らんでいっているのかもしれない。
ブルース・リー着用モデルのサングラス

ブルース・リーのライフマスク

ブルース・リーの直筆サイン

共演女優“ノラ・ミャオ”の直筆サイン
