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独自の音楽性を貫く LEO今井インタビュー(誌面未公開部分も収録)

ニューアルバムは“適当”がキーワード!?

  • 情報掲載日:2018.08.29
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

おっさんになっていくにつれて、作品がどんどん
ヘヴィになってくっていうのも悪くないなって

 今、本当の意味でのオルタナティブロックを鳴らしている数少ないアーティストの一人ではないだろうか。向井秀徳、高橋幸宏、小山田圭吾、砂原良徳、TOWA TEI、ゴンドウトモヒコ等、そうそうたるミュージシャン達と共に音楽を作り、本業であるソロ活動で自らの作品に落とし込んでいる。ヘヴィなサウンドと、炸裂する彼のオリジナリティが高次元で融合した傑作『VLP』の意図、そして近年の活動についても聞いた。タンクマ9月号(8/27発売)で掲載しているインタビュー記事に、未公開部分を加えたロングバージョンでお届け!

――7月に久し振りのアルバム『VLP』をリリースしました。ハードな音作りが印象的ですね。

今までで一番ハードかもしれない。こういうアルバムを作りたかったんですよ。ダークでヘヴィ、そして土臭い感じ。それは自分の理想のサウンドの根底にあるものなんです。13歳くらいの時に好きだった要素がたくさん詰まってます。例えばアリス・イン・チェインズ、サウンドガーデン、トゥール、フェイス・ノー・モア……当時グランジなどと呼ばれたバンドですよね。いまだによく聴くんですけど、何回聴いてもいい。色褪せないっていうか。

――では、このアルバムを聴けばLEOさんの原点がわかる?

そうですね。一番ピュアなアルバムになったかなと思います。

――今作はいつくらいに作った曲を収録しているのでしょうか?

基本的にはここ1年くらいで集中して作った曲ですね、適当に。……今回“適当”がキーワードなんですよ。適当にやったらちょうど良くなるかなって。前のアルバムは打ち込みの曲とかもあって作り込んでた感じなんですけど、今回はバンドの生身の音を詰め込みたいと思って。あんまりイジらず、余計な楽器もできるだけ入れず、削ぎ落とす方向で作っていきました。曲の土台を作って、スタジオでメンバーに曲の構成を覚えてもらったら「ハイ、もう録ろう!」みたいな。そういう意味ではレコーディングのペースも速かったし、あんまり考えすぎずに“適当”を意識しましたね。今回のアルバムはライブでの演奏を想定して作ったものばかりです。

――今のタイミングでこういったハードな作品を作ったのには理由があるのでしょうか?

それ以外の選択肢がなかったんですよね。ピアノマンな感じ?……ない。エレクトロ?……うーん、絶対ない。ヘヴィにいくしかないと思っています。おっさんになっていくにつれて、作品がどんどんヘヴィになってくっていうのも悪くないなって。

――そういった向かうべき方向性がより定まったのは、KIMONOSやMETAFIVEでの経験によるところも大きい?

はい、刺激になります。みんな私のパイセンだし、好き勝手やってるんでね。見てて参考になる。「自分ももっと好き勝手やっていいんだな」って。仕事の仕方はすごく勉強になります。METAFIVEはメンバーも多いし、いろんな音楽の要素が交じり合ってる面白いグループ。その中で自分の特徴って何だろうって考えた時に“ヘヴィネス”と“シャウト”なんじゃないかと思ったんです。そういう意味では、METAFIVEでのフィードバックがあったからこそ、今作がヘヴィになったのかもしれない。歌詞の面でも大きく影響してますね。以前は「自分は日本で活動しているから、日本語で書かなきゃいけない」ってとらわれてた部分もあったんです。METAFIVEでいろいろ歌詞を書かせてもらったんですけど、英語詞が多かったんです。それから「英語でもいいじゃん」って思えるようになって。英語か日本語か、思い浮かんだ方をそのまま表現するのが自然。“言語の早いモン勝ち”だと思ってます。考えすぎなくなりました。うん、やっぱり“適当”になりましたね。

※撮影場所:銀座通り

PROFILE
日本人の父とスウェーデン人の母の間に、東京で生まれる。その後イギリスに渡り、高校時代以外を過ごした後、2006年に本格的な音楽活動のため東京へ移住。オルタナティブを基盤にした無国籍な都市の日常を切り取るニューウェーブ・シンガーソングライター。2010年に向井秀徳(ZAZEN BOYS)とのユニット“KIMONOS”、2015年には高橋幸宏、小山田圭吾、砂原良徳、TOWA TEI、ゴンドウトモヒコと“METAFIVE”を結成するなど、マルチに活躍。

LIVE
VLP Horse Power Tour
LEO IMAI [LEO今井 岡村夏彦 シゲクニ 白根賢一]

大阪12/3(月) UMEDA SHANGRI-LA
福岡12/5(水) the Voodoo Lounge
東京12/7(金) SHIBUYA WWW
http://www.leoimai.com/live

RELEASE
『VLP』
NOW ON SALE/3,240yen

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