昨年末に熊本公演を含むツアーを終えたばかりの杉本恭一が、2月20日(水)にソロ9枚目となるアルバム『think outside the box』をリリース。先行配信されアルバムのリードトラックにもなった『ズル休み』を中心に、制作の背景を聞いた。

“正しい”世の中を生きるみんなへのラブソングを歌った
―『ズル休み』はどんなきっかけで作ったんですか?
最近世の中がどんどん“正しく”なってきていますが、おおらかな時代を生きてきた人間としては窮屈で。この曲はそんな時代を生きるみんなに対するラブソングなんです。そして、アルバムのテーマは“創造力”。タイトルを直訳すると「箱の外側を考える」なんですけど、「柔らか頭で考える」という意味になります。
―デビューから32年となりますが、どんな心境ですか?
年々理想が上がってしまうんです。経験も、作ってきたものもどんどん積み重なって増えていくので。「これは前にやったからもういい」とか、自分のジャッジがきつくなっていく。だから正直苦しくて、「もう作れないのかな?」というぐらい弱気になるんです。でも、作品のグレードが上がってきていると自分では思うし、特に今ソロ活動で一緒にやっているバンドメンバーは、最強なんです。だから曲をもっと聴いてほしいし、ライブももっと観てほしいという思いは相当強くなってますね。
◆LIVE INFO
【時】2019/3/24(日)開場17:30/開演18:00
【会】福岡UTERO
【問】TSUKUSU TEL.092-771-9009
