1000万人に一人といわれる奇跡の男性ソプラノ(ソプラニスタ)木村優一が、全曲ポップスで編成されたCD『Is This Love?』を発売。“サファイアボイス”と称される、その限りなく透明な声で聴く人の心を魅了している。

日常の生活が少しでも楽しくなるお手伝いができたら
―10代のころ、周りのみんなと歌声が違うことに悩んだ時期もあったそうですね。
中学生の時、音楽の先生が「木村君、とてもいい声だから文化祭で歌わない?」と言ってくださって、その時初めて自分の声は恥ずかしい声じゃないんだと思えました。高校では音楽の先生が歌のレッスンをしてくれて。その2人の先生のおかげで一番難しい時期を乗り越えられました。
―『Is This Love?』は素敵なラブソングに仕上がっていますね。
テーマは「初恋」で、“誰にでもそういう瞬間ってあるよね”と共感してもらえるような詞にしました。ポップスで、洋楽の要素も入っています。中学校・高校のころは洋楽が大好きで、マライア・キャリーやセリーヌ・ディオンなどたくさん聴いていました。マライアみたいなフェイクを入れて遊んだりもしています。
―音楽を通じたボランティア活動もされていますね。
被災地では音楽は直接的な助けにはならないかもしれませんが、少しでも生活が楽しいものになっていくお手伝いができたらなと思っています。
