2019年11月に新作『けものたちの名前』をリリースしたROTH BART BARON。本質を求める、あらゆる人たちのハートを穿つ傑作だ。2月のライブを含め、ボーカルの三船雅也に話を伺った。

人生観を揺るがす“生きている音楽”を体現して ー 三船雅也(vo/g)
2019年ギリギリに新作が出ましたね。
この2010年代のディケイドって、例えば地震も含めて、ひとの価値観を大きく変えた10年だったなって。そして新しい2020年はまた何かががらりと変わって、新たな価値観が生まれそうな感じもある。そこに相応しい音楽、2020年に飛び込める勇気みたいなものを纏ったアルバムにしたいと思って。
だから自分の純粋性や心の奥底にある本当に信じられるもの、そこへどこまで潜っていけるか集中してアルバムを創りました。それがおのずと世界の裏側で同じ因子を持ったひとたちに繋がるのではと。
2020年2月9日におけるライブについてお聞かせください。
音源100回聴くのも大事だけど、ライブ1回観るのも人生観変わると思うんですよ。そもそもライブは“生きている音楽”だし、声を出すことや音を鳴らすことがすべての始まりなのかなと。ライブでは実際6、7人で楽器30、40個ぐらい持ち込みますし、それをコンピューターの同期なしで一から出していくのが僕らの強み。気負わずにふらっと寄ってくれたら嬉しいですね。
profile
三船雅也(vo/g)、中原鉄也(dr)による2人組フォークロックバンド。活動はUS、ASIAにも及び、独創的な内容とフォークロックをルーツにした音楽性で世代を超え、多くの音楽ファンを魅了している。
RELEASE
『けものたちの名前』NOW ON SALE/2,750円(CD)

