目標を達成するために、全力を出すと約束する

ヴォルターズからオファーを受けた時、どんな気持ちでしたか? 率直な心境を教えてください。
ヴォルターズはすごく将来性があるクラブだと聞いていたので、ここを選びました。もともと、ニュージーランドに住んでいた時にたくさんの日本人留学生と触れ合う機会があって、日本に対して興味を持っていましたし、いい印象を持っていたんです。きれいで緑も多くて、ハイクラスな人たちや組織があると感じていました。これはメディアの皆さんが求めているような外向きの言葉じゃなくて、実際に本当にそう思っています。
その後、実際にチームを見た時の第一印象はいかがでしたか?
エージェント(代理人)から頂いた映像を見て、試合運営や会場作りもしっかりされているす、すごく熱心なファンたちがいて、いい組織、いいチームだなという印象を受けました。昨シーズンはいい結果が出なかったという中で、新しく指揮を撮るのは自分にとっても大きなチャレンジですが、挑戦してみたいと思いました。選手は半分ぐらいが入れ替わりましたが、新加入してきた選手たちがその穴をしっかり埋めるか、それ以上のことをしてくれると思います。
チームとしての課題はもう見えていますか?
新しいコーチと新しい選手でお互いを知るのにも次官がかかるので、現段階での最大の敵は、自分たちが新しいチームであることだと思います。悪いスタートを切って徐々に伸びていくのか、いいスタートを切ってどこかでバッドタイムが出てきてしまうのかは分かりませんが、そういう波があることによってチームのキャラクターがしっかり構成されていくと思うので、今はそういう時期が来るのを待って、そこをしっかりチームで乗り越えて成長していきたいと思います。
ヴィチニッチHCは、ご自分でこんなチームにしたいというビジョンがあるというよりは、状況を見ながらチームを作っていくタイプのヘッドコーチだということでしょうか?
両方だと思います。やはりどの選手も今まで違うコーチの下で違うチームメートとやってきた中で、自分の所に来て違う選手になってしまう可能性もあるので、それは実際に一緒にやってみて様子を見ながらということになります。その中で、個々が持っている強みをミックスしてチームを作り上げていくというような考え方で進めていきます。
それでは最後に、ブースターへ向けてメッセージをお願いします。
もちろん皆さんが会場に来てシーズンを通してサポートしてくれることを望んでいて、一つの目標、一つのゴールに向かって共に戦っていけたらと思っています。ですが、一つだけお伝えしておきたいのは、ブースターやスポンサーの皆さんも目標を達成したいと願っていると思いますが、恐らくそれよりも選手たちやクラブの方がそれを達成したいという想いは強いと思います。B2優勝、B1昇格という目標を達成するために全力を出すということを、約束します。
