
「ビルを建てなおすという選択肢もありましたが、更地になったこの場所に祖父が掘った井戸が現れたんです。大きい災害で経験した水不足。ここは人が集まる場所として活かした方が絶対楽しいだろうと思いました」。
熊本地震で解体された上通アーケードの『オモキビル』跡地。
オーナーの面木さんが紙に描いた完成予想図を広げ、目を輝かせながら語ってくれたのは2年前。
このたび誕生した『OMOKEN PARK(オモケンパーク)』の建物は、その時の絵にほぼ忠実。
アーケード沿いの建物に入ったのがコーヒー好きに人気の『And Coffee Roasters』が仕掛ける『RARK SIDE COFFEE&TEA』だ。
カフェの店内を通り抜けると、井戸のある中庭が広がり、足元には自然素材のレンガやウッドチップが敷き詰められる。
建物の屋根は大きな階段状のウッドデッキで、晴れた日にはひなたぼっこしたくなる。
コンクリートは極力控え、県産の小国杉や新素材を採用。細部にまでこだわる面木さんの想いが詰まった“街のオアシス”。
グルメ、ファッション、アート、音楽など、これからここでどんなイベントが生まれるのか楽しみで仕方ない。
(担当:小崎)


Information
OMOKEN PARK(オモケンパーク)
- 住所
- 熊本市中央区上通町7-11
- 営業時間
- 8:00~20:00
- 休み
- なし
- 席数
- 29席
(中庭と屋上フリースペースは自由に利用可) - 駐車場
- なし
- リンク
- オモケンパーク | OMOKEN PARK