
「修業時代、ONE PIECEの連載が楽しみだった」。そう話すのは、若き山鹿灯籠師の中村潤弥氏。昔からONE PIECEファンで、好きすぎるあまり制作期間約3カ月で“ゴーイング・メリー号”を山鹿灯籠で制作した。
山鹿灯籠とは和紙と糊のみで制作するので高度な技術が必要となる。メリー号にした理由は、最初の船なので思い入れも強く、“はじまり”を意識しているという。県庁や県伝統工芸館での展示を終えて今後、作者・尾田栄一郎氏のもとへ届けられる予定。山鹿市の山鹿灯籠民芸館では、ミニ灯籠の制作体験も可能なので、山鹿灯籠の素晴らしい技術、一度目の当りにしてみては。


