地震から約3年。老舗酒造が装いを新たに生まれ変わった!

純米吟醸酒『蝉』や『蛍丸』が有名な明和7年創業の老舗酒造。熊本地震で全20棟のうち、県内で最も古い酒蔵『寛政蔵』を含む13棟の蔵が被害にあった。屋根が落ち、大きく斜めに傾いていた蔵は、約3年の歳月をかけてまったく新しい観光酒造に生まれ変わった。「地震で被害を受け、復旧・復興へと向かっていた上で、お酒を“知る”酒造ではなく、“たのしむ”酒造にしたいという想いが強く、今回の再生の形となりました」と話すのは社長で12代目蔵元の山下泰雄さん。『寛政蔵』は1792年の建築当時の梁などは生かし、全面フローリングで明るい印象に。鮮やかな鯉が泳ぐ池を眺めながら過ごす縁側の席もおすすめで、自慢の日本酒3種類を飲み比べが出来る“利き酒セット”などをいただきながら過ごすのも洒落ている。「ハンドルキーパーでお酒が飲めない人にも楽しんでもらえるように」と、ノンアルコールとお土産用の日本酒がセットになったメニュー(1,000円)や、特製の“あまざけ”の用意もあり、家族や友人などみんなで楽しめる仕組みとなっている。ゆっくり流れる時間の中で、ただおいしいお酒を楽しむ時間は最高の贅沢だ。(担/大塚)





2019.3.30 RENEWAL OPEN
通潤酒造
- 住所
- 上益城郡山都町浜町54
- 電話番号
- 0967-72-1177
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 休み
- 第2・4日曜
- 席数
- 44席
- 駐車場
- 4台(近隣に大型駐車場有)
- 備考
- 【カード利用】可