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TANKUMA SPECIAL INTERVIEW

TANKUMA SPECIAL INTERVIEW vol.40 「婚活コーディネータ・荒木直美」

  • 情報掲載日:2019.08.26
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

結婚という枠にとらわれない“ラブ活"で幸せのお手伝い

 皆さんへクイズ! 40台前半で24.6%、40台後半で21%。これ、何の数字でしょう?

実は2015年に実施した国勢調査で明らかになった未婚率。20年前と比べ劇的に増えていて、4~5人に1人は独身というのが現状だ。もちろん、結婚が全てではないが、嬉しいことや楽しいことを共有できるパートナーがいると、人生はより豊かになる、と思う。今回ご紹介する荒木直美さんは、さらなる増加に「待った!」をかける独身世代の救世主。「結婚したいけど出会いがない」「異性に声をかけるのは恥ずかしい」「そもそもどんな人が自分に合うのかわからない」と嘆くひ弱で迷える子羊たちを、時に厳しく時に優しく鍛え上げ、ベストパートナーとの出会いへ導くスペシャリストだ。22年にわたるキャリアで円を結んだカップルは1200組を超え、その名は全国へ轟いている。もう一つクイズ。

 年間50回、月4回ペースで荒木さん企画の今活パーティーだが、6月だけで何組のカップルができたか?

答えはインタビューの最後に!

「みんなハッピーにしたい」という思いが原点

 「私の半分はOSKI(オーエスケーアイ)でできているんですよ。何のことか分かります? 答えは『「お節介』(笑)」。そんなやりとりからスタートした今回のインタビュー。婚活コーディネーターという肩書きがあまりにも有名だが、実はテレビのリポーター、情報紙のライターという顔も持つ荒木さん。頭の回転が速く、キャッチーな言葉が次々飛び出てくるからおもしろい。
 おせっかいキャラは、幼少期に確立されたようで、「●●ちゃんと▲▲ちゃんがケンカしている」と聞けば仲を取り持ち、引っ込み思案で友だちの輪に入れない子は「一緒に遊ぼう」と声をかけ。荒木さんを中心に明るく楽しい友だちの輪が広がっていたとか。「学級委員を任せられることも多かった」というのも納得で、小学生時代は婚活プランナーまでの形成段階でいうと第1創世記といったところだ。
 第2成長期になると友だちからの相談内容が恋愛へと発展。体育館の裏や階段の踊り場に男子を呼び出し、よく告白タイムをセッティングしていたそうだ。「まさに今やっている仕事の原点が高校時代ですよ。もう一歩、前に進む勇気を出せない友だちの背中をよく押していましたね。でも、当時はそれが仕事になるなんて微塵も思っていませんでしたけど(笑)」と振り返る。

始まりは錯覚。
今は最高のパートナー!

 高校卒業後は上京し、社交的な性格を活かしてバスガイドに。実は「大学に進学したい」という思いもあったそうだが、経済的な厳しさを自ら察知し断念。学びの機会は弟に譲り、実家に仕送りをして家計を助けていたというから、筋金入りのお節介だ。でも、「神様はちゃんと見ている!」と思える出来事が東京で待っていた。当時、大学生だった旦那様と運命の出会いを果たしたのだ。
 
「私は長崎出身、旦那は熊本出身なんですけどね、東京砂漠で九州人が出会うと『隣近所の知り合い』って錯覚を起こしちゃうんですよ。ついつい気を許しちゃって、すぐにおつきあいがスタート。彼が地元の企業に就職したのをきっかけに、私も長崎に戻ってしばらく中距離恋愛を楽しみました。今思い返しても“青春”してましたね。

 当時はデートの別れ際、ドリカムの名曲『未来予想図Ⅱ』さながらにブレーキランプを5回点灯させて「アイシテル」と伝えたり、聞いてるこちらが赤面するほどのラブラブっぷり。錯覚からスタートした恋は28歳でめでたく結婚という実を結び20年以上経つが、ご主人への尊敬の思いはかわっていないという。

 「円満の秘訣は?」と尋ねると、「自分の結婚が幸せでなくなったら引退するって決めているんです」という答えが返ってきた。「結婚生活っていいもんだよ!」と、自らの生き方で示して行きたい。そのためには家事や子育てと同様に、やりたい仕事にも全力で挑戦するのが荒木流。それでいて、家族から不満が出ないように「ご主人へのつまみは毎晩必ず3品作る」ことを自分に課しているというから頭が下がる。

“婚活”という戦いの場を行きぬく武器を授ける

 お節介。人と人の中をとりもつのが好き。おしゃべり。司会もできる。いくつかのキーワードが繋がり、婚活コーディネーターとして活動をスタートさせたのが22年前。当時は“婚活”という言葉すらなかったが、少しずつ実績を積み重ね、今は自治体や各種媒体、企業とコラボした婚活パーティーを毎週末のように開催するまでに。全国各地から講演会のオファーも舞い込んでいるというから、この業界の先駆者として全国トップに君臨している人物といっても過言ではない。ちなみに、2ヶ月に1度開催している『タンクマ婚活プロジェクト』でも記念すべき初回から司会を務め、延べ1000人以上が参加する人気イベントに押し上げてくれたから感謝だ!

 「しっかり結果にコミットして、1人でも多くを幸せにしたい」と意気込む荒木さん。でも、「参加者の中には戦いの場なのに武器も持たずに来る人がいるし、戦おうとしない人もいる」と嘆くことも・・・・・・。持っていないなら授ける、戦う気がないならその気にさせる。そのために、パーティが始まる前は、男女別々にレクチャーを行うのが当日のルーティーン。例えば男性には、笑顔の作り方から声のかけ方、かっこよく見える姿勢などを指南。別名“整え親方”と呼ばれる細やかさだ。一方、女性には「熊本には独身男性の空き物件が少ない」という現実をしっかり教える。

 「ただでさえ不足しているのに、日当たりや間取り、アイランドキッチンがいいなんて要望を出していたら、結ばれる縁も遠のいていく」7と、厳しくも的を射た言葉をかけられ、参加者は開眼していく。当たり前だが、婚活に“竹内涼馬”は来ないのだ・・・・・・。

 自信を持てない男性陣は鼓舞してあげ、逆に夢見る夢子ちゃんの女性陣には現実を教えハードルを下げる。そうすることで、マッチングが驚くほどうまくいくからおもしろい。
 「明日やろう!は、バカヤロー」「群れるな危険。サバンナに一頭立つシマウマになれ」とコピーライターさながらの荒木語録で参加者に指令を出す姿は、「一歩を踏み出せるように背中を押してあげる」なんて生易しいものではない。結婚というマラソンの伴走を、エールを送り続けながら全力でしているようなものだ。誰よりも汗をかき、誰よりも親身になる。だからこそ高いカップル成功率を実現できているのだろう。

婚活からラブ活へシフトし、人生100年時代を応援

 22年間、試行錯誤を繰り返しながら先駆者として駆け抜けてきた荒木さんだが、次なるステージを見据えているとか。それは“結婚”だけをゴールと決めつけず、もっと広いフィールドで行う“ラブ活”だ。例えるなら、“婚活中”という種類の魚しか入っていなかった生け簀に“パートナー活中”をはじめ他の魚種も加えていく。魚種が増える分、生け簀を大きくする必要があるから、アイデアを絞り企業や行政を巻き込んでいかなくてはならない。だが荒木さんのことだ、きっと入れ食い状態の生け簀が完成するはず。新たな目標を見据え、水を得た魚のようにのびのびと語る姿を見ると、そう期待せずにはいられなかった。

愛用品はコンバースのスニーカーで、綺麗さに応じて松竹梅にランク付けし履き分ける。
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最後にクイズの答え

 6月に手掛けた婚活パーティーでできたカップル数は、驚異の50組! 男女各40人が参加した“タンクマ婚”だけで14組というから、誕生率は35%に上る。ちなみに次回“タンクマ婚”は9月中旬に開催予定。喜びや楽しさを共有できるパートナーを探したいあなた、参加するなら今でしょ!

Profile/Naomi Araki

年間約50回の婚活パーティーを、企画から手掛ける。KAB『くまパワJ』にリポーターとしてレギュラー出演するほか、熊日すぱいすでコラム『婚喝百景』を連載中。詳しくはSNSをチェック!

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