
西原村の人気フレンチ店が、震災を乗り越え2年半ぶりの再オープン!
俵山バイパス沿い、桑鶴大橋のたもとにようやく明かりが灯った。再びこの場所でオープンした『やまの囲炉』は地域の人、ドライブやツーリングで楽しむ観光客からも20年近く愛されてきた名店だ。2年半前の熊本地震で店舗は全壊、周辺の道路も地割れを起こし、その年の末まで店舗には近づくことすら出来ない状況が続いた。「周りの飲食店さんは炊き出しされているのに、店に入れない自分は調理器具がないからそれも出来ない」。西原村の力になれなかったことが何より悔しかったと、オーナーの坂本竜二さんは話す。夫婦2人でアルバイト生活を続け、ようやく店舗の改装に手を付けられたのは、昨年の5月頃。施工には同級生の大工さんが駆けつけてくれ、床の掃除やワックス掛けも、清掃業者で働く知り合いが無償で行ってくれた。さらに有志での食器の無償提供も続いた。「本当に感謝しています。周りの方の支えがあって、ここまでこれました。やっと自分の商売ができることの嬉しさと、この感謝の気持ちは忘れないです」。今は、県内外を問わず再開を心待ちにしていたファンで賑わう店内。なぜ、ここまで『やまの囲炉』は多くに人に愛され、支えられているのか。温かなオーナー夫婦の人柄に触れ、自慢のフレンチを味わえば、その理由がわかるはず。(担/大瀬)
"オムライス"1,480円(前菜、サラダの盛り合わせ、スープ、ライス付き。+300円でデザート付き)

“赤牛ハンバーグ"1,580円(前菜、サラダの盛り合わせ、スープ、ライス付き。+300円でデザート付き)


リニューアルポイント!
随所に残る前店舗時代の面影
店内を見渡すと、所々に壁の中にドアの取っ手や床の模様らしきものが……。実はこれ、前店舗時代のモノを壁の材料として使っており、昔からの常連客も懐かしんでもらっているのだとか


目印は桑鶴大橋! ちょっとだけ移動しました
同じ敷地内での再開ではあるが、お店の位置は以前ベーカリーがあった場所。橋のたもとという目印は変わらないので、まずは俵山バイパスの桑鶴大橋を目指してみて



Information
やまの囲炉(やまのいろ)
- 住所
- 阿蘇郡西原村小森2190-29
- 電話番号
- 090-1346-5009
- 営業時間
- 11:30~15:00(オーダーストップ14:30)/17:30~オーダーストップ20:00
- 休み
- 木曜
- 席数
- 24席
- 駐車場
- 30台
- 備考
- 【カード利用】不可